コイとサン ツチとフツ

また間遠になってしまって、ハテナの様子もだいぶ変わってしまった。もうすっかり異邦人。
まあ、でも、黄ばんだページでもめくらないとしょうがない。
ちょっとメモ的に書いておこう。


i>TELE見てたら、アルジェで警察長官が暗殺されたとか、
「サルコジさんがとっかに行って、フランスの間違いを認めたけど謝らなかった」なんて言ってるので、
なんのことやら？と情弱　(wなりに調べてみたらこういうことだった。
サルコジ大統領ルワンダ訪問


えーと、アフリカの話はたいがいややこしくて、単に「植民地化した西洋諸国のせいだ」なんて言葉では済まされない現実があるのだけど、
凄く単純かつ間違いないように言うと、
「例に漏れず独立と民族対立でグチャグチャになっちゃったので、フランスは軍事的に片一方を支援しました。
ちょっと考えなしに加担してしまったので、虐殺に加担してしまいました」
ってことらしい。


＞フランス政府が、虐殺側に立ったフツの援助を組織的に行っていた（フランス軍の展開、武器援助等）事など、
ってwikipediaにも書いてある｡
んで、現政権は加担した方の敵方、大量虐殺された方。
そういうわけで長いこと仲が悪かったフランスとルワンダ。
国交回復したのが、去年の11月。
まあそれはとりあえず和解できたってことで良かったとしよう。とりあえず。


でね、上記のwikiの記事がなかなか鋭くて、
＞「ツチ対フツ」の形成
＞フツとツチは元々は同じ言語を使い、農耕民族であるか遊牧民族であるかという違いでしかなく、
＞貧富の差がそれぞれの民族を形成するなど両者の境界は曖昧であった。
・・・・なんだっけ？このパターンどこかで聞いたことがある。ああ、ブッシュマンだ。
ホッテントッドって言葉を調べてた時に夢中になった、コイコイ人とサン人の記事。
この両者もほとんど、狩猟生活か牧畜生活のどちらかがメインだという違いしかない。


民族ってなんだろう？
上記の各々の両者の間に経済格差が生じる時、異人種間よりもっともっと激しい感情があるではないかしら？
人種的にほとんど差異の無い人が大多数を占めるこの日本にいて、少し背筋がぞっとする想像をしてしまうのでした。