下層階級には余裕がない^^;

この写真を送ったとき、お気に入りのコーヒーショップで
コーヒーをひっくり返してしまったんですが、
店員さんがこっそり新しいコーヒーを淹れ直してくれました。
セルフサービスの所なんで、
よく客がコーヒーをこぼす光景は目にします。
私の場合は運良く新しいコーヒーを貰うことが出来ましたが、
そのまま気を悪くして怒った表情で帰ってしまう客は何度も目にしました。
だってこういう狭いたて込んだ空間で液体を運ぶのってわりと難しいですもの。
荷物があったりすると特に。
小狡い人は、先に荷物で席を取ってからコーヒーを取りに行きます。
そして、粗相をしてしまった人を確かに薄ら笑いで見ている他の客。
小さな事ですが正直者が馬鹿を見るシステムがここにも・・・
と思っていたのは、やはり私も余裕がなかったからでしょうか。

私も、もう帰ろうと思ってしまっていました。
店員さんと片づけをしていて
それまで嘲るようであったまわりの表情が変わったなと思って、
後ろを振り返るとコーヒーが置いてあった。
「ありがとうございます」「・・・・（内緒にして下さい）」無言で微笑む店員さん。
お変わり無料の所ではないので裁量が難しいのでしょうね。
まあ、その瞬間、私はその場で「勝った」形になったのです。
その形をもたらすのは多分運でしかない。

こんな形で、僻みや勝ち負けを確認してしまうなんて、
やっぱり私も余裕がないんだなぁ。
みんながコーヒーぐらい落ち着いて飲めるとよいのにね。